ー樫野の歴史ー 石灰製造から始まった150年の歴史

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創業から150年有余
株式会社樫野 そのルーツOur roots

創業者樫野藤蔵と樫野石炭の歴史
樫野藤蔵
  • 明治06年

    1873年

    樫野藤蔵が徳島県那賀郡中林町
    (現 阿南市中林町)において肥料用石灰の製造を開始する。

  • 明治5年(1872年)というのは、武士以外の平民にとっては、画期的な年でした。
    この年、明治政府は、封建的土地制度を改革するため、それまで幕府が禁止していた「田畑勝手作り」と「田畑永代売買禁止」を廃止し、地券を交付して土地の売買譲渡を自由化していました。
    それまでの日本では、農民に生まれた者は死ぬまで土地に縛られ、農民以外の者にはなれませんでしたが、土地が流動化することによって誰でもがどこへでも自由に移動することができ、自由に職業を選択できる時代が訪れました。
    樫野藤蔵が農郷士から転身し、石灰製造業に乗り出したのも、そういった時代の気運にのったものでした。
    明治5年より石灰窯の建設に着手し、明治6年に念願の石灰窯3基が完成。中林町蕨石の海岸より石灰石を採掘し焼成を開始。近隣の村に肥料用として石灰の販売を始めたのでした。

  • 明治15年

    1882年

    事業拡大のため神戸に進出する

  • 樫野商店

    徳島での商売もようやく軌道に乗り、販路拡大を期した藤蔵は、新たな拠点として神戸を選択しました。
    当時の神戸は、新開港場として急速に発展しており、そのため建築工事が盛んで、石灰の需要が激増していました。初めは加納町3丁目あたりで石灰製造を始めたのですが、これが石灰製造が初めて神戸で行われたとされています。屋号を「樫野商店」とし、商標は「マル加」と定め、大口取引先である神戸製紙所へ納品するなど、神戸での商売を軌道にのせていきます。

  • 明治20年

    1887年

    セメントの販売を開始する

  • 明治の末頃になるまで、日本で建設される建物に必要とされる左官用の素材は、地場や近隣で産出された土と石灰が中心でした。時代の変化に伴い、建物も徐々に昔ながらの日本建築物から洋風の鉄筋コンクリート建造物へと変化していき、求められるものも石灰からセメントやコンクリートへと変化していきます。
    その変化の中で藤蔵は、次代の主力商品として、セメントに目を向けます。当時は、国産のセメントではなく、競争力のある輸入セメントを販売していました。明治20年頃の国産セメントは、いまだ揺籃期にあり、輸入セメントと国内総生産量がようやく拮抗してくるレベルでした。

  • 明治27年

    1894年

    石灰製造拠点を徳島に集約

  • 徳島県那賀郡富岡町大字黒津地 石灰製造所
    徳島県那賀郡富岡町大字黒津地 石灰製造所

    神戸より徳島県那賀郡富岡町大字黒津地(現 阿南市黒津地町)に石灰製造所を移設。石灰窯10基を築き石灰製造を開始しました。神戸では石灰製造を中止し、販売部門のみを残す組織変更をしています。

  • 明治34年

    1903年

    小野田セメント株式会社
    (現 太平洋セメント株式会社)と特約店販売契約の成立

  • 小野田セメント株式会社(現、太平洋セメント株式会社)と兵庫県、徳島県、大阪府一円における特約店販売契約を結びました。特約店として本格的なセールス活動がスタートします。

  • 大正8年
    6月12日

    1919年

    組織を株式会社樫野商店に改める
    (資本金50万円)本店を徳島に定め、神戸支店、大阪支店を開設

  • 大正2年に初代藤蔵は引退し、息子恒太郎へと経営のバトンが渡されました。
    そしてこの年、恒太郎により個人商店型の経営からの脱却を目指した樫野商店は、株式会社樫野商店として法人化されました。この時、本店を徳島(現 阿南市黒津地町)におき、神戸支店(現 神戸市中央区小野柄通)、大阪支店(元大阪市此花区春日出)が開設されます。
    その後、明谷工場(現 阿南市長生町)、十八女工場(現 阿南市十八町)の稼働開始をさせるなど大正から昭和に時代をまたいで業容を拡大していきます。

  • 昭和20年
    2月3日

    1945年

    商号を樫野石灰工業株式会社と改称する

  • 樫野石灰工業株式会社
    樫野石灰工業株式会社
    樫野石灰工業株式会社
    樫野石灰工業株式会社
  • 昭和34年
    11月10日

    1959年

    セントラル硝子株式会社と特約販売契約成立

  • 昭和32年の当社事業報告書に「特に小野田レミコン社製の生コンクリート及び、小野田ブロックが大幅に増加した」と、初めて生コンクリートの記述があり、袋セメントに代わって生コン時代が到来し始めていることを伝えています。
    そしてこの年、セントラル硝子株式会社が設立され、当社と特約販売契約を結びました。
    旭硝子、日本板硝子という2大メーカーの高い壁に、後発メーカーとして敢然と挑んでいったセントラル硝子。
    その創業より特約店として共に歩み始めました。
  • 昭和43年
    12月3日

    1968年

    樫野小野田レミコン株式会社を設立

  • 樫野小野田レミコン株式会社
    樫野小野田レミコン株式会社

    袋セメントから生コンクリートへと需要が変わっていく時代の流れの中で、多年培った需要家との関係を維持するため、それに応えるかたちで工場を設立しました。同時に、播州小野田レミコン株式会社、徳島小野田レミコン株式会社に出資もおこない、一気に3工場を持つこととなりました。

  • 昭和55年
    5月1日

    1980年

    樫野建材株式会社を設立

  • 昭和57年
    8月23日

    1982年

    葺合産業株式会社を設立(現 株式会社カシノテック)

  • 平成元年
    6月1日

    1989年

    商号を株式会社樫野と改称、
    本店を徳島県阿南市より大阪市北区曽根崎新地に移転

  • 創業から事業の柱であった石灰事業も、セメント・生コン、硝子という新たな事業の柱へと主役の座を明け渡しており、いつまでも社名が石灰工業という名前はおかしいという声があがりました。
    また、経営陣も久しく樫野家の同族経営ではなくなっており、樫野という名前自体も含め新たに社名変更を考えることになりました。しかし、それに伴い全社員に行ったアンケートでは、「樫野」という名前に多くの社員が愛着をもっていることが分かり、その結果、社員総体の意志として株式会社樫野という名前になりました。
  • 同年
    10月1日

    1989年

    資本金を2億8千万円(現在)に増資
    石灰部門を分離し樫野石灰工業株式会社とする

  • 創業より130年続くメーカーとして、社員のプライドの拠り所となってきた石灰製造事業を子会社として存続させ、石灰部門の営業権を継承させました。

  • 平成7年
    2月1日

    1995年

    本店を大阪市北区曽根崎新地2丁目5番26号に移転

  • 株式会社樫野本社
  • 平成9年
    10月1日

    1997年

    神戸支店御影営業所と大阪支店春日出営業所の硝子部門を統合し、
    関西硝子事業部を設立

  • 平成13年
    4月1日

    2001年

    姫路支店を神戸支店姫路営業所として神戸支店に統合し、
    姫路支店豊岡営業所を分離・独立させ豊岡事業所とする

  • 平成15年
    1月20日

    2003年

    関西硝子事業部・神戸事業所、
    事務所およびカッティングセンター完成

  • 関西硝子事業部・神戸事業所、カッティングセンター
    関西硝子事業部・神戸事業所、カッティングセンター
  • 平成16年
    4月1日

    2004年

    生コンクリート神戸試験室の開設

  • 平成18年
    4月1日

    2006年

    神戸支店と大阪支店を統合し、
    関西建材事業部を設立

  • 平成19年
    4月1日

    2007年

    豊岡事業所を関西硝子事業部豊岡事業所とする

  • 平成20年
    4月1日

    2008年

    徳島支店と高松支店を統合し、四国事業部を設立

  • 平成23年
    11月15日

    2011年

    関西硝子事業部兵庫事業所を倉庫とし、神戸事業所に統合

  • 平成24年
    6月9日

    2012年

    創立140周年記念式典を行う

  • 創立140周年記念式典を行う
    創立140周年記念式典を行う
  • 平成26年
    10月1日

    2014年

    関西建材事業部姫路事業所を神戸事業所に統合

  • 令和元年
    6月1日

    2019年

    設立100周年記念式典を行う

  • 設立100周年記念式典を行う
    設立100周年記念式典を行う
  • 令和5年
    5月8日

    2023年

    関西硝子事業部大阪事業所を大阪市淀川区三津屋に新築移転する

  • 令和5年
    7月1日

    2023年

    京都支店の開設

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